治療を受ける際のポイントをいくつか紹介します。
パニック障害になると、「いったい原因はなんだろう」「自分の性格や人間関係の問題なのだろうか」などと思い悩み、こだわってしまいがちです。
しかし、このように考え込んでいても、答えや解決方法はなかなか見つからないし、その間に症状が悪くなってしまいがちです。
医学的には、パニック障害のメカニズムや対処法は、ずいぶん研究されていますし、少なくとも重大な結果に至る病気ではないことは分かっています。
そこで、自分の症状を一つの病気なのだと割り切り、医師と相談しながら、前向きに対処していくことが回復への近道です。
多くのパニック発作の患者さんは、治療を開始した時点では少しでも早く回復を望み、薬も医師の指示通り服薬するのが普通です。
しかし、発作が出なくなり、症状が落ち着いてくると「やはり薬には頼らず自分の力で治したい」、「依存症になったり、副作用が起きてくるのではないか」と自己判断で勝手に薬の服用を止めてしまう場合が多いのです。
しかし、急に服薬を中断すると反動で症状が再燃することもあります。
医師を信じることをせず自分勝手に治療を受けているとパニック障害が再発・慢性化したりしますので、自分のためにもなりません。
単に薬をもらいにいくだけではなく、思ったことを何でも主治医に相談し、自分でも納得のいく治療に取り組んでいきましょう。
パニック障害は必ず治るものですが、完全に発作がなくなり、くすりものまなくてよくなるまでにはある程度時間がかかります。
早く治そうとあせったりするより、「いつか時間が解決してくれる」と、おおらかな気持ちで、あせらずに治療にあたりましょう。
特定の空間への恐怖はしばらく続くことがありますが、いつかは、気にならなくなります。