パニック障害は脳の病気です、パニック障害の原因について紹介します。
パニック障害の原因は完全には解明されていませんが、最近では「脳内不安神経機構の異常」ではないのか、と考えられています。
ひとの脳には無数の神経細胞(ニューロン)があり、その間を情報が伝わることで運動や知覚、感情、自律神経などの働きが起こります。
パニック発作や予期不安、恐怖などもこの脳の機能の表れです、そこに何らかの誤作動が生じるために起こっていると考えられています。
神経細胞間の情報を伝える化学物質(神経伝達物質)やそれを受け取る受容体(レセプター)の機能の異常が関係しているのではないのか、という研究が進められています。
パニック障害の患者の家系にはパニック障害やうつ病、アルコール依存症などの発症率が高いともいわれています。
うつ病やアルコール依存症も根底には不安が関係しており、不安を持ちやすい体質が何らか関係しているのではないか、と考えられています。
ストレスとの関係は明らかになっていませんが、体質に加えストレスの多い環境や幼児期のつらい体験などの後天的な要素により発症するとも考えられています。
「幼児期の体験など過去のトラウマや性格的なもの」に注目する考え方は最近では少なくなり、発症や悪化の誘引としてストレスなどが関係していることは否めないですが、原因はあくまでも脳内不安神経機構の異常という生理学的なもので、ストレスで悪くした異を薬で治療するように、パニック障害も治療するのが対処としては有効であると考えられています。